
中学2年の時、洋楽の話出来る友達Jから教えてもらい初めて耳にした。
まさしく、今の今、齢46まで変わらずこのジャンルから派生した音楽にどっぷりと浸かる様になった始まりの一枚。
そういう意味では紛れもなくオレの中での歴史的な一枚。
『NEVER MIND THE BOLLOCKS』 “ 勝手にしやがれ”
SEX PISTOLS
この手の音楽好きな人にはまさしく普通で、ベタで、なんやろうけど本当にオレもそうやったからこれ又仕方がない。
リアルタイムからは実際2年遅れぐらいで知った訳やけどね。
それは後で知る事になるんやけどシドが逝った年やったんよね。
でも、実際知る以前にこのジャケット、何かミュージックライフか何かで見た気がしてて、ジャケットインパクトからして多分脳のどっかに残ってたんやと思う。
針を降ろしました。
それは、小学生の時、キッスを初めて聴いた時の衝撃とは全く異質の衝撃。
初っぱなの『HOLIDAYS IN THE SUN』で行進音の後のドラムが何か機関銃みたいに聞こえて、強烈なリフの後、“あどわなっほぉりで~いんにゃさんにゃ”ってチータよろしくの異質の声が今思えば何か怖かった。ブルッと身震いした感覚。
そやから俺のピストルズの最初の刷り込まれは『ANARCHY IN THE UK』でも『GOD SAVE THE QUEEN』でもなく断然これ。
まさしくこっから。そやからこれが今でも一番好き。
HOLIDAYS IN THE SUN
でも当時は何か怖かった・・・っていうのが正直な気持ち。
バンド名も当時の田舎の童貞坊主には刺激が強くって、何かあかんもん聴いてるんちゃうかって罪悪感みたいなモンもごっちゃ混ぜになったりして(笑)
その証拠に、その時はJに借りて、カセットに録音して聴きまくってたんやけど、やっぱり自分のレコードが欲しくて、オヤジとレコード屋行ったらあったんやけど流石に頼めずお年玉でこっそり買うた(笑)“SEX”って文字が余分なんやよなぁ。KISSの次がSEXて!って恨んだりして(笑)
でも、ほんと強烈過ぎるインパクトでしたよ。
これ聴いてからキッス以外のそれまで浅く広く聴いていた洋楽音群の大半、歌謡曲の大半は余り聴かなくなった。いいと思ったものは変わらず聴いてたけど。
っていうよりその薄れるべく大半を普通に聴いてる最中、やっぱピストルズ聴きたいわ!こっちの方がええわ!ってなってった感じで。
凝るとしつこい性格なんで。昔も今も♪
これがまさしく種となり、諸々のUKパンク、NYパンク、日本のパンクにも目覚めて行く様になり、それを今日までそれを色褪せる事なく引き摺っているのであ~る。
因みに、これは発売30周年記念盤。
オリジナル盤は高校の時貸した友達が訳ありの家族一同での引っ越しで(苦笑)持ってったまんま(涙)
別にコレクターでも何でも無いけどこれだけは帰って来て欲しいな。
そんな訳ありの引っ越しやったから未だ音信不通なんよね・・・
んで、悔しいからこれを買ったの!